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2015年5月 8日 (金)

幸せの極意

Fuji01

5/2~6まで、富士山麓で開催された「ティク・ナット・ナンの教えを学ぶマインドフルネス・リトリート合宿」に参加してきました。

残念ながらハン師自身は昨年秋に脳出血で倒れられてしまい、彼のお弟子さんの僧侶団33名が来日してのイベントとなりました。

合宿以外にも一日のワークショップや講演会など、まだイベントは熱く進行中です。

で、私の体験レポートは、いつもながら、自分でも嫌になるくらい、大勢の方のものと違ってとても冷めたものになってしまうのですが・・・。

とはいえ、やっぱり、一番大切なこと、幸せの極意はしっかりしっかり身につけて帰ってきたと思います。

というか、合宿前から知っていたけど、それを徹底させるための良い機会を頂いたという気がするし、私にとっては合宿に参加すると決めたこと自体がマインドフルに生きることを自分に対して今一度決意表明する機会となったと思います。

マインドフルフルネスとはハン師の言葉では、「今この瞬間に気づいているエネルギー」のこと。

今この瞬間に完全に生きることができれば、今この瞬間に幸せになれるのです。

今この瞬間に十全に生きるために、呼吸に気づく。歩く時もその一歩一歩がその瞬間への「到着」であると気づくこと。

踏みしめる一歩一歩は大地へのキス。

思えば、2002年に私が初めて本格的に心理療法を学ぼうと思って参入したのがゲシュタルト・セラピー。

それは「今ここ」に気づくためのセラピーです。

私がゲシュタルト・セラピーを選んだのは、音がカッコいいな~と思ったのと、思考ではなく「今ここでの体験」を重視すること、そして「身心一如」、心と身体は二つの別々のものではなくひとつのものであるという考えに興味を持ったこと。

そしてゲシュタルト・セラピーは禅と実存主義の思想をベースにしたセラピーであること。

ゲシュタルトの創始者のフリッツ・パールズは「気づきそれ自身が癒しである」と言いました。

ただ、フリッツはかなり変なおやじで(エサレン研究所での嫌われ者だった)、意地悪く、人が生きながら眠りこけているのを見ると無理やり叩き起すみたいな強引なやり方をする人だった。

言ってみれば、日本の禅の「喝!」と警策で叩くような厳しさかな。

それに対してフリッツの弟子だったエサレン研究所の創始者の一人リチャード・プライスは仏教の慈悲の部分を取り入れた。

それを今でも受け継ぎ「ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス」として40年以上実践しているのが奥さまのクリス・プライス。

クリスの言う「呼吸に戻る」とか、自分の中のどんな感情にも気づいた時には呼吸と共に「ハロー」と言ってスペースを与える、とかは、ハン師から学んだのかな、と思った。

ゲシュタルトの気づきはどうしてもワークショップの時に限られてしまうので(もちろん生活の場の瞬間瞬間に気づきなさいとは言われる)、それをもっと徹底して24時間気づきに満ちて生きようとする実践がハン師が広めようとしているマインドフルネス。

合宿の内容はほぼハン師の著書『ブッダの幸せの瞑想』に載っているので、興味のある方は是非読んで実践してみて下さい。

実はこの本、昨年買ったのに読んでなくて、今回合宿に参加することを決めてから読みました。Eテレの「こころの時代」でハン師の優しさに満ちた存在感を実感してから読むと言葉のひとつひとつがまるで立ちあがって来るように具体的に伝わってきました。

 

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合宿の会場である富士山の緑の休暇村に到着する過程もマインドフルに楽しもうと思った。

GWの人込みでごった返す新宿駅西口で高速バスに乗り込み、ホッとして、さあ、マインドルネスと自分に呼びかけ、お気に入りの音楽をイヤホンで聴き始める。

もうその瞬間に私、既に泣いてました。

今ここの瞬間に幸せがギュッとつまっているんだと思うと、ものすごい宝物を見つけてしまった気がして既に幸せで満たされてしまう。

幸せになる極意は、今この瞬間に「あ、今ここで、幸せを感じよう」と思うことのみ。

そして自分の呼吸に気づく。

身体に気づく。

見えているものに気づく。

聞こえているものに気づく。

心の中に湧いている感情や思考に気づく。

そして、気づいたものに「ハロー」と言って微笑む。

(合宿体験レポートはつづく)

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