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2011年6月18日 (土)

典座教訓

にわか料理研究家は早くも息切れぎみである・・・。

少しでもおいしい料理を作りみんなに喜んでもらおう、と努力する。

翌日ももっとがんばろうと思う。

数日経つと、自分で作った枠に自らプレッシャーを感じ、息が抜けなくなって、苦しくなる。

そして、思い切り手抜き料理でほっとしたくなる。。。

やれやれ、ですね。

 
さて、でもこんな私でも、せっかくお料理を作る仕事をするならば、心意気は「典座(てんぞ)」のつもり、(なんちゃって)。

このブログを読まれる人の中には仏教に造詣の深い方もいらっしゃるので、赤子のような稚拙な文章を載せるのはとても恥ずかしいのだけど、私は私なりに仏教の道を探索しているのです。

典座とは、禅寺の料理係のことです。

道元禅師が宋に渡ったとき、ある典座を務める老僧と衝撃的な出会いをし、目を見開かれるような体験をされているのです。

道元禅師は宋の港に到着後しばらくの間、停泊する船中に逗留していました。

そこへ、積み荷の椎茸を買い付けに、ひとりの老僧が訪ねてきました。
聞けばその老僧は典座、料理長だといいます。

道元はその典座と楽しく語り合い、帰り途を急ごうとする典座を引きとめますが、典座はがんとして受け付けない。そこで道元は、

「ご老僧、あなたほどのお年を召されて、悟りへの近道、座禅修行で工夫をし、祖師方の書き遺されたものも研究しないで、煩わしい典座職に執着し、労苦も嫌わず、その辺の婦女子と変わらない仕事をしていなさる、それは、何かいいことでもあるからですか。」

それに対して老典座は

「日本から来たお若いの、まだまだ修行というものを解ってはおりませんな。
経典の文字をよく理解しておらぬようだ。あっはっは、それでは失礼!」

老典座の一喝に、道元は圧倒されました。

これまで道元は一心に仏教を学び、それなりに仏教を理解しているつもりになっていたが、その慢心に、老典座の言葉は見事に突き刺さったのです。

道元が、典座との出会いに得た学びを綴ったものが「典座教訓」です。

要するに、料理することそのものが修行であるということですね。

 
「典座教訓」によると料理の心得はこんな感じ。

一には 食材を管理するには、自分の瞳のように大事にしよう。

二には 米を洗い、菜を整える時、真心をこめ細心の注意をはらおう。

三には 「三徳六味」をそなえた食事作り。

四には 食材の量、質の良し悪しに一喜一憂せず親切丁寧に調理しよう。

五には たとえ粗末な汁をつくるときも、手抜きをしてはならない。

六には たとえ上等な牛乳入りの料理でも、特別な心を起こしてはならない。

七には 執着を払うのが、仏道修行である。

八には ご飯を炊くには、お釜が自己となる。

九には 米をとぐときは、水そのものが自己となる。

十には 食材と道具は自己そのものなり。分離することなかれ。

十一には 食事を作ることは有り難きこと、喜びの心をもとう。

十二には 食べ物をあつかうには、親が子供を思いいたわるような心をもとう。

十三には 食事をつくる姿勢は、一方に偏らないという大きな心をもちなさい。

 
この教訓を心の隅におきながらお料理してみて気づくことは、いつもいかに食材を粗末に扱っているかということ。

お米とぐだけで、ふと気付くと何粒ものお米が排水溝の網目に落ちている。

お米が一粒も流れおちないように米をとぐだけでも結構丁寧に作業する必要がある。

食材の良しあしに一喜一憂するな、というのも新しい気づきだ。

どんな食材であろうとそれらのいのちを最大限に生かすことが大切なのだと。

 

どうしてもこんなに丁寧な仕事ができないんだけど、考えてみると私は自分の体すらもそんなに大切に扱っていないんです。

全ての食材・道具が自己ならば、私はなんて自分を粗末に扱っているんだろう、と思うばかり。

 

でも、そこで自分を責めてはいけないのです!

そんな自分も可愛いよ、と愛してあげましょう(*^_^*)

 

その昔、とある遊女がふざけてお坊さんの袈裟を身につけて踊ったことがきっかけで、2つ先の未来生で悟りを得たそうです。

そんな、ふとしたご縁が導いてくれるんだよね~。

だから、安心。

お任せ。

ただ、修行ごっこを楽しむ私、です。

 

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

心と体のセラピースペースAlma Mater(アルマ・マーテル)

東京江戸川区の心理カウンセリング/ヒプノセラピー/クラニオセイクラル

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