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2010年12月12日 (日)

禅定とダイナミック・スティルネス

先日、くりのみ会の「道元とカウンセリングコース」に参加して座禅した後、講師の菅原研洲先生は「今日は座ったらあっという間に禅定に入ってしまいました」とおっしゃった。

私にとっては未だ謎の領域である「禅定」とはいったいどういう状態なんだろうと思う。

 
そして、バイオのダイナミック・スティルネス(動的静止)と同じ状態なんじゃないかと思ったりする。

Charles Ridleyの『スティルネス』には動的静止のことをこんな風に書いてある。

「知覚は果てしない静止に一時停止し、意識には何も存在しないのだ。時間感覚、場所、体、自己が消えてしまうため、しばしば、後になるまで自分が動的静止に浸かっていたことがわからない。自己認識が戻ったとき、時計を見て30分が経ったのを知って驚くかもしれない『スティルネス』P128

また、同書の「動的静止と元因意識」という章の冒頭(P127)にはこんな禅の言葉が引用されている。

兀然無事坐 春來草自生

「こつねんとして無事に坐すれば 春来たって草おのずから生ず」と読み、「一切の計らいを捨て、じっと座禅をしていれば、春になって草が自然に萌えいでるように、いつか必ず悟りをえることができるでしょう。」という意味のようだ。

 
私はこんな風に、日本的精神を、西欧のボディワークや心理療法を通して学んでいる、という遠回りなことをしているのかもしれない。

 

さて、バイオのトレーニングの中で、クライアントをニュートラルな状態に導くために、クライアントの中にある一番静かな場所を探してそれにシンクロする方法があるが、それがうまくできない場合は、今自分がいる空間の中で一番静かな場所を探して、それにシンクロすることでニュートラルへと導かれるという。

特に、ダイナミック・スティルネスへは自我(エゴ)を持っては決して入れないので、自分以外のなにものかにお任せ・委ねることでそこへ連れて行ってもらえる、と。

 

先日、こっそり、菅原先生の静けさを感じながら座ってみた。

こういうやり方って禅宗的には邪道なんだろうな・・・

 
ま、自分が禅定やダイナミック・スティルネスに入れたとは思わないけど、これは結構いい方法だと思う。

 
日常でも、今自分の居る空間で一番静かな場所はどこだろう?と探してみるのもいいと思う。

 
さてそして、私は座禅の達人である菅原先生の体はバイオ的に触れたらどんななんだろう?とすごく興味がわいた。

今度先生にバイオをさせてもらいないな~heart01

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03. クラニオセイクラル/バイオダイナミクス・オステオパシー」カテゴリの記事

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