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2010年12月

2010年12月31日 (金)

終わりよければ全てよし

今日で2010年も終わり。

私にとっての2010年を振り返る。

 
2010年は、私にとっては結構困難な年だった。

 
元旦早々可愛がっていた野良猫のたまちゃんがいなくなった。

たまちゃんは元の飼い主さんの家に帰ったと知り、彼女の幸せを祈りながらも

ぽっかり空いてしまった心の空白と向き合うことになったお正月だった。

(いきなりネコの話なんかでごめんない。)

 
でも、この事件から私が体験しなければいけなかったことは

「自我の放棄」。

そんな気がした。

 
2月、母が脳梗塞で倒れ、左半身麻痺と重度の認知症になり

2ヶ月の入院の後に介護施設に入ることになった。

 
2週間に一度のペースで母に会いにいきながら

看護師さん、理学療法士さん、介護師さんらの働きぶりに接し

なんですごい仕事だろうかと感嘆した。

 
5月には夫の父に進行がんが見つかり、現在も闘病中。

 
生死や介護や福祉の世界が急に近いものになった。

 
一方、セラピーの仕事は、暇でしたcoldsweats01

 
今年はそういう年なんだろうと思った。

親と向き合ったり、親の病気を通して疎遠だった兄夫婦や姪っ子と

多くの時間を過ごしたり。

 
そんなこんなしているうちに、10月から知的障害者のグループホームで

生活支援のバイトを始めることになった。

 
母が他人様の助けを借りて生活し、実の娘として面倒を見てあげられない

罪悪感を、血のつながりはなくても近所で助けを必要としている誰かをヘルプ

することで帳尻が合うような気がした。

 
これまでまったくご縁のなかった福祉の世界に足を踏み入れたことは

私にとってとても大きな出来事だった。

 
会社を辞めてから約4年、「自分のやりたいことをする」ことにこだわってきた。

 
でも、今は、「必要とされるところで生きる」ことでいい、と思う。

 
セラピーという枠にこだわる必要はない。

セラピーもやるけど、それだけじゃない。

セラピーという形でなくてもできることはいくらでもある。

 
こんなところに流れ着いた自分に満足している。

 
今年のパーソナル・イヤー「9」、集大成と大掃除の年。

自分にとって本当に必要なものを見極め、それ以外への執着を手放す。

そして翌年からの新たな9年周期の準備とする年。

 
12月はお陰さまでセラピーの仕事も忙しく

とても心の温まる充実したセッションをたくさんさせていただいた。

 
クライアントさん一人一人の心と身体、そして人生そのものと

よい出会いをさせていただいたと思っています。

 
今年一年、私と関わって下さった全ての方に

感謝の気持ちを捧げます。

 
ありがとうございました。

 
そして、来年もまたよろしくお願いいたします。clover

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2010年12月24日 (金)

エサレン・ボディワーカー冥利

先日エサレン・マッサージを受けに来て下さった方からとてもうれしいお言葉を頂戴した。

 
その人は1カ月程前に第2子をご出産され、今回は「出産の疲れを癒すため」という目的でいらした。

「エサレン」についての予備知識は全くなし。

ただ、割と近所にリラクゼーション・サロンを見つけたので来て下さったのだ。

その日はご主人が上のお子さんと赤ちゃんの面倒を見てくれて、ママはセッションの後も1日自由に過ごしていいということになっていた。

セッションに来られる前は、「正直なところ、久しぶりに子供から解放されてほっとした」とのこと。

そりぁそうだよね、世のママたちは本当に大変だと思う。

そして、予定ではセッションの後にはプラプラ買い物でもしようというつもりだった。

 
ところが、セッションが終わってぼ~っとしながら

 
「すごく気持ちよかったです。

なんだか不思議なんだけど、子供たちのことがすごく愛おしくなって

このまままっすぐに家に帰って子供たちを抱きしめてやりたくなりました。」

とおっしゃった。

 
あ~、なんて素敵な言葉なんだろう!

 
自分の中から自然に愛が溢れ出している!!

そして、こうもおっしゃった。

 

「こんなこと言ったら失礼なんですけど、

たかがマッサージなのに、不思議ですね」

 
えへへへへぇ~~~~~

そうなんですよ!

 
「たかがマッサージ」なんです。

 

そして、「されどマッサージ」なんです。

 
頂いた言葉はボディワーカー冥利に尽きます。

この仕事やっててよかったぁ~と心から思える。

 
 
最近はエサレンについての蘊蓄も忘れかけていたけど、

エサレンは「お母さんの子宮の中にいるような感覚」を

感じてもらえるマッサージでもあった。

 
ママがエサレンの心地良さ~というか、「触れられることの気持ちよさ」を体験することで、赤ちゃんがママにこんな風に触れてもらえたらこんな風に気持ち良いのだということを実感してもらえることはこの上なくうれしいことだ。

 
人間はシンプルな動物だ。

人間は触れられることを求める生き物なのだ。

愛あるタッチは本当に偉大なのだ。

 
このお客様の言葉は、私にとっての一番のクリスマス・プレゼントになった。

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2010年12月22日 (水)

怒涛のX’マス・パーティー

昨日、グループホームでクリスマス・パーティーをやった。

グループホームは病気や障害などのために生活に困難を抱えた人たちが、施設ではなくて地域生活に溶け込めるように、"普通"の生活を送れるように、疑似家族的に運営されているので、いわゆる"普通"の人々がクリスマスを楽しむように、ホームのみんなにも楽しんでいただこうということだ。

普通の人にとってクリスマスとはなんぞや?と疑問がわく。

欧米のクリスチャンならともかく、日本人にとってのクリスマスって微妙。

個人的には商業主義が先導するクリスマス騒ぎは好きになれない。
(とか言って、私のところでもクリスマス・キャンペーンなんてのをやってるから、すごく矛盾してますが・・・)

さてそして、わたくし、昨日はお食事当番だったので結果私がパーティー・メニューを作ることに。

 
住人のみんなに「何が食べたい?」と聞いても

「なんでもいいよ。子供じゃあるまいし、今頃クリスマスとか言われても・・・」

とつれない返事。(私が担当してるホームの住人は30代~50代)

 
上部スタッフに「予算は?」と聞くと、「おいしいもの食べさせてやって」という答え。

・・・というか、答えになってないんだけど。

 
予算を気にしなくていいのか??

 
そんなはずもなく、

貧乏性な私は必死にない頭をしぼって

安くて簡単でボリューム感のあるメニューを考案。

 
この数日、頭の中はパーティーのことでかなりの部分を占拠されていた。

 
副業だから勤務時間外にあまりエネルギーを使いたくないのだけど、

なかなかそうもいかない。

 

しかも、日に日に参加人数が増えるし・・・

 
前日のうちにある程度仕込みをして、当日ホームにいったら人数外の

スタッフがとある仕事のために作業に来ていて、

彼女もパーティーに参加することになったと聞き、

蒼くなって材料追加購入に走る。

 
そして、パーティー開始直前になったら、なんと理事長さんも来ると連絡が入り、

スタッフみんないきなり緊張。

 
でもまあ、なんとか、11人分、豪華っぽく作りましたよ、ふぅ~~~

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

この仕事始めて約2ヶ月だけど、コミュニケーションのとれる度合いからすると

障害者(住人)と健常者(スタッフ)の境界線はない。

 
どちらかというと健常者(スタッフ)との意志の疎通の方が難しい。

あ、あとは住人の家族とか。

 
芥川龍之介の「藪の中」みたいな奇奇怪怪な事件もあり、

なんだか面白いような、困ったような、不思議な世界です。。。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 
どうでもいいけど、今日のメニューはこんなでした。(写真撮ればよかった・・・)

アボガドのディップ&トマトのブルスケッタwithフランスパン

スモークサーモン・サラダ

トルティーヤ(スペイン風オムレツ)

ケンタッキー・フライド・チキン

タンドリー・チキン&ティカ

豚バラ肉のマーマレード煮

チョリソー&ソーセージ

シーフード・ピラフ

クリスマス・ケーキ(住人のお母様からの差し入れ)

ラ・フランス(理事長からの差し入れ)

   ・・・・かなり高カロリーだなぁ~~~。

 
みなさまもどうか楽しいクリスマスを!

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2010年12月17日 (金)

親子クラニオのすすめ (2011/1/15)

今年はクラニオを普及するためのイベントに力を入れてきましたが、特に8月にクラ友のつかさんと共に、"親子で一緒にクラニオを受けて頂く"イベントを初開催して以来、何組かの親子にセッションさせていただき、とても手応えを感じました。

そこで、来年からこのイベントを定期的に開催することに致しました。

基本的に月1回の開催ですが、その日に都合が合わない方には別途ご相談の上で日程を調整して、個別にも親子クラニオを受けていただけるようにしたいと考えています。

クラニオセイクラルセラピーで得られる恩恵を未来を担う子供たちに還元するために、こちらの親子セッションは特別な料金体系で行っております。

 
多くのかたに気軽に利用していただけたらと思います。

 
ぜひお問い合わせください。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

クラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)は大人ばかりでなく
子供たちの健康と成長を促すことにも とても有効です。

子供はクラニオ・バイオダイナミクスでいう「HEALTH(健全さ)」にとても近い存在であり、クラニオでの働きかけにも非常に反応が早く、小さなうちからクラニオを受けて頂くことで成長のための力がよりスムーズに働くようになります。

また、お子さんの健康にはご両親・ご家族の健康状態や環境が大きく影響を与えます。

お子さんだけでなく保護者の方にもご一緒にセッションを受けていただくことによって、クラニオで得られる「人間の持つ本来の生命力が発揮されるために必要な落ち着きや静けさ」は、より一層深まります。

そこで親子で同時にクラニオを受けていただく機会を定期的に設けています。

日時:2011年1月15日(土) 13:00~16:00
     (上記日時がご都合つかない場合はお気軽にご相談下さい。
     ご希望の日時にセッションできるよう二人の施術者の予定を
      調整させて頂きます。)

場所:Komatsugawa
    JR総武線「平井駅」南口 徒歩10分

対象:3歳~中学生までのお子様とそのお母様(またはお父様)
    3組限定

料金:二人で5,000円
    (インタビュー・説明・休憩・お茶のお時間を入れて全所要約60分)

施術者:田村百合子(鍼灸マッサージ師、アロマセラピスト、司庵主宰)
     
品田小百合(心と体のセラピスト、Alma Mater主宰)

ご予約:下記の中からご希望のお時間を選び、
      
ご予約フォームかお電話(090-6122-2430)でお願いします。
      13:00~ 14:00~15:00~

ご相談・お問合せ:メールフォームからお願いします。

それでは、皆様からのご連絡をお待ちしております。 

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2010年12月14日 (火)

宇宙へ行く時代

最近、マーマーマガジン(murmur magazine)を読んだり、『からだはみんな知っている はじめてのクラニアルセイクラル・セラピー』を読んだり、著者のカワムラタマミさんのクラニオ・ワークショップに参加したことのある方が、私のところへセッションを受けに来られるようになった。

とても不思議で説明の難しいクラニオを、新しいものに敏感な女性たち(特に自然派指向な生き方に目覚めた女性たち)に普及して下さっているカワムラさんやmurmur magazine編集長の服部みれいさんには感謝せずにはいられない。

もともとみれいさんがカワムラさんのクラニオを受けて、劇的な体験をされたため、これを多くの人に知ってほしいと思うようになったようだ。

クラニオは体・心・魂をひとつのものとして捉え、それらを癒すので、単に体が健康になるという以上に自分の生き方自体が変わっていく。

もちろんクラニオの体験は人によってそれぞれなので、あまり多大な期待をされても困るけれど・・・

 
服部みれいさんがクラニオによって深いところから癒されたのは、多分にカワムラさんのお人柄によるのだろうと思う。

やっぱり人が人を癒す、と私は思っている。

 

さて、大人気のカワムラさんによるクラニオ、いいんだけど、彼女のやり方(両手で軽く頭蓋に触れて、微妙に膨らんだり閉じたりする動きを感じたら、大きく広がる方に少し圧を加えて壁を作る、というよううな)は「バイオダイナミクス(生体力動的)」をやる人々からは「メカニカル(機械的)」なやり方と呼ばれる、今となっては古いやりかたなのだ。

もちろんメカニカルをやる人は自分のクラニオをメカニカルとはいわない。

だいいちバイオダイナミクスというやり方があることを、たぶん知らない。

 
先日うちにセッションに来て下さった方は、ボディワークに興味を持ち始め、ぐいぐい押す系のマッサージを習いながら「何か違う」と違和感を感じ、クラニオを知り、あるセラピストからメカニカルなクラニオを受けたこともあり、カワムラさんのセミナーにも出たことのある方だった。

彼女も、自分が以前受けたクラニオがメカニカルなものだったとは知らなかった。

ただ、いろんな人のクラニオを受けてみたいと思われてうちにいらしたようだ。

 
受けて下さった感想は、素晴らしかった。

「今までで一番何もしないのに、一番体の中が動いていた。

自分の意志とは無関係に、体が勝手にこの機会を使って

できるだけいろんなことをしておこうとしているみたいだった。」

とのことだ。

 
その彼女の口から出たのが

「クラニオもすごい進化してるんですね!

私たちは普通に日常生活を送ってるけど

その一方で宇宙に行ってる人もいるわけで

今はそんな時代なんだぁ~!」

と。

 

たしかに、乗り物にたとえていうなら、ぐいぐい押すマッサージを「自動車」だとすると

クラニオ(メカニカル)はほとんど力を使わないのに体(心も)が緩んでしまうから「飛行機」みたいなものかも。

 
それがバイオになると、まったく力を使わずにもっと深~いことをしてしまうので「宇宙船」みたいかもしれません。

セッション中に本当に宇宙を漂っているような無重力な感覚や、まるで自分の体がなくなってしまったような体験をすることもあるし、実際に宇宙的な視野で、というか宇宙の外側くらいからの視野でセッションするのがバイオなのです。

・・・と、今日もまたクラニオ・バイオの宣伝をしてみましたhappy02

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

以前にも紹介しましたが、カワムラタマミさんの本。

クラニオについてはちょっとしか記述がないけれど、参考までに。

クラニオというよりはアロマセラピーのことや自分の心との付き合い方についての記述がほとんどです。

でも、カワムラさんにとってもクラニオとの出会いは衝撃的だったのだと思います。

彼女にとってのクラニオは常に「わたしはわたし、あなたはあなた」というところから始まる。

それを「クラニオ」というキーワードで語っているのだ。

 
「わたしはわたし、あなたはあなた」とは、私に言わせればフリッツ・パールズの「ゲシュタルト・セラピー」の思想だ。

カワムラさんのクラニオの師匠であるリズ・ガッジーニ先生はもともとロルファーである。

ロルフィングの生みの親であるアイダ・ロルフ女史も、フリッツ・パールズも同時代にエサレン研究所に滞在し、二人は交流し、ゲシュタルト・セラピーもロルフィングも同時に発展し世界中へと広まっていった。

(エサレン研究所には今も「フリッツ」や「ロルフ」という名前のついた部屋がある。)

リズ女史の「わたしはわたし~」もフリッツのゲシュタルトが源流であると考えて間違いない。

(うそだと思う人はフリッツの「ゲシュタルトの祈り」を読んでみてね)

そして、ゲシュタルトやロルフィング、その他様々なものを育み、今も実験的な試みが続けられているエサレン研究所の精神そのものといってもいいかもしれない。

 
あれれ?話が全然違うところに着地してしまったぞ・・・

 
そういえば、去年バリ島でエサレン・マッサージのトレーニングコースに参加してきた人が「最初の3日間くらいはクラニオの練習でした」と言っていた。

エサレン・マッサージもより繊細な感覚を育てようとするとクラニオ的なことになっていく。

 
みんなつながっている。

一緒に発展する。

 
個性によって少しずつ枝分かれする。

多様性。

 
多様性こそ力、かも。

 
だれが一番かじゃなく、ね・・・。

 
 

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2010年12月13日 (月)

シリウス

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ大人のように肉体的に完成されていないのは皆さんご存知だと思う。

バイオ的にいうと、Zone D, C, Bは大人と一緒だけどAだけは違う、と。

 
バリ島では赤ちゃんが生まれると6カ月になるまでは足を地につけさせないんだそうだ。

6か月経ったときにメディスンマンが赤ちゃんの足を地球に着地させる儀式を執り行うんだって。

 
赤ちゃんはみな、星からやってくるんだってよ・・・。

なんて素敵。

 
上記の話もバイオの講義中に出てきたことです。

私は解剖学的なことなんかよりもこういう話についウキウキしちゃうんですhappy02

 
赤ちゃんが星からやってくるってことは私だって星からやってきたんだよね?

 
どこの星なんだろう???

 
休み時間にトムに訊いてみたら、「シリウス」ということでした。

 
シリウスは地球からは、太陽の次に明るく見える恒星。

 
そっかぁ~、私たちはあそこから来たのかぁ~と、なんだか不思議な感じです。

 
私は「プレアデス」とか、スピリチュアル系なお話はあまり好きじゃないんだけど、トムが言うなら信じちゃう、という感じ。

トムも、本当かどうかわからない、SFみたいな話、ってお茶を濁してたから、妄信するんじゃなくて、「そんなこともあるのかもね~」と、可能性に対してハートを開いておきたいと思います。

 
(この記事は「スピリチュアル」のカテゴリーに入れてみた。バイオではスピ系と混同されることを嫌っているような気がするので。) 

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2010年12月12日 (日)

禅定とダイナミック・スティルネス

先日、くりのみ会の「道元とカウンセリングコース」に参加して座禅した後、講師の菅原研洲先生は「今日は座ったらあっという間に禅定に入ってしまいました」とおっしゃった。

私にとっては未だ謎の領域である「禅定」とはいったいどういう状態なんだろうと思う。

 
そして、バイオのダイナミック・スティルネス(動的静止)と同じ状態なんじゃないかと思ったりする。

Charles Ridleyの『スティルネス』には動的静止のことをこんな風に書いてある。

「知覚は果てしない静止に一時停止し、意識には何も存在しないのだ。時間感覚、場所、体、自己が消えてしまうため、しばしば、後になるまで自分が動的静止に浸かっていたことがわからない。自己認識が戻ったとき、時計を見て30分が経ったのを知って驚くかもしれない『スティルネス』P128

また、同書の「動的静止と元因意識」という章の冒頭(P127)にはこんな禅の言葉が引用されている。

兀然無事坐 春來草自生

「こつねんとして無事に坐すれば 春来たって草おのずから生ず」と読み、「一切の計らいを捨て、じっと座禅をしていれば、春になって草が自然に萌えいでるように、いつか必ず悟りをえることができるでしょう。」という意味のようだ。

 
私はこんな風に、日本的精神を、西欧のボディワークや心理療法を通して学んでいる、という遠回りなことをしているのかもしれない。

 

さて、バイオのトレーニングの中で、クライアントをニュートラルな状態に導くために、クライアントの中にある一番静かな場所を探してそれにシンクロする方法があるが、それがうまくできない場合は、今自分がいる空間の中で一番静かな場所を探して、それにシンクロすることでニュートラルへと導かれるという。

特に、ダイナミック・スティルネスへは自我(エゴ)を持っては決して入れないので、自分以外のなにものかにお任せ・委ねることでそこへ連れて行ってもらえる、と。

 

先日、こっそり、菅原先生の静けさを感じながら座ってみた。

こういうやり方って禅宗的には邪道なんだろうな・・・

 
ま、自分が禅定やダイナミック・スティルネスに入れたとは思わないけど、これは結構いい方法だと思う。

 
日常でも、今自分の居る空間で一番静かな場所はどこだろう?と探してみるのもいいと思う。

 
さてそして、私は座禅の達人である菅原先生の体はバイオ的に触れたらどんななんだろう?とすごく興味がわいた。

今度先生にバイオをさせてもらいないな~heart01

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2010年12月11日 (土)

ターミナルケアとしてのバイオダイナミクス

バイオダイナミクスはあらゆる人に対してワークすることができる。

人によっては健康な人にしかやらないという人もいるが、私は必要とする人にはできるだけワークさせて頂きたいと思っている。

トムなんかは急性の出血があろうがなんだろうがワークはできるという。

(でもトムだから患者に触れさせてくれるわけで、私のようなものには周りの人たちが許してはくれないだろう。)

バイオ3の中で、末期のがん患者に対してはどのようなことができるかという質問があった。

トムの答えは、「できるだけ深いレベルのスティルネスへ連れて行ってあげること」ということだった。可能ならTHE HEALTHにまで行ければベストだけれど、と。

第3段階のスティルネス(ロング・タイドが止まった状態)以上の場所では痛みがない。

感情もなく、深く、深く、静かで安定している。

クライアントがその状態に入ったり、出たりを繰り返すことは、死んでいく過程の練習になる、と。

 
クライアントにとって何が必要かはクライアントの奥深い知性(高次の自己といってもよい)が教えてくれるので、もしクライアントがまだ治療を必要としていれば何かリージョン等を見せてくれるから、そのときはそのワークをすればよく、クライアントがもう次の世界へ移行するつもりなら、ただただスティルネスに一緒にいてあげればよいのだ。

本当にこのワークは深くて、終わりがなく、美しく、気持ちがいい。

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2010年12月 9日 (木)

スィート・スポット

スィート・スポットと言ってもバナナの話ではありません。

トムのバイオダイナミクスでは、人間の最も奥深くにある「健全さ(THE HEALTH)」につながる糸口として、「スィート・スポットを探しなさい」と言います。

肉体の、またはそれよりもっと深いレベルにある病変(リージョン)の中心には必ず静かな場所(スティルネス)があって、その更に真中は何か「甘い感じ」がする、というのです。

そこにピッタッと意識が合わさると、そこからスルスルと最も奥のHEALTHにまで到達できるのだと。

生徒から質問が出ます。

「その甘さって具体的にはどんなものなのでしょう?砂糖のような甘さでないことはわかるんですけど・・・」

 
トムによれば、小さな子供が遊んでいるのを見たときに感じるheart01な感じ、とか、子犬や猫を見たときに感じるheart01のようなものだと。

それが「ホーム」(自己の本質)へ還る道なんだそうです。

 
また、ロングタイドの領域に入っていったときには、何か「ハートに反応」が来るそうです。

たしかにセッション中、自分のハートチャクラが開いた感じがするときとかはよくあります。

 
そのハートの反応もとても心地良いので、ジム(トムの先生)は十数年、ロングタイドでのワークに留まっていた、とか。(ロングのもっと先があるのにそこに居たってことかな?)

 
バイオダイナミクスは施術してるだけで超気持ちいいのはそういうことなんでしょうかね・・・

 
この「スィート・スポット」、バイオ以外でも、日常生活でも使えると思います。

自分にとっての「甘い感じ」を意識的に探す習慣をつけると、自分の本質に近づけるし、嫌いな人・苦手な人の中にあるスィート・スポットを探す習慣をつければ、苦手な人に振り回されることも少なくなるでしょう。

このスィート・スポットと意識が合った状態って、ハコミでいえば「ラビング・プレゼンス」の状態だと思います。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの方では「自分を気持ちよくさせてくれることや場所」を探す「リソース」というのが近い概念になるのかな~と思いますが、リソースよりスィート・スポットはピン・ポイントな感じがします。

 
私にとっての一番のスィート・スポットはこの子ですheart02

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2010年12月 7日 (火)

免疫系へのワーク

バイオダイナミクス3の最終日は免疫系にとってとても有効なワークを行いました。

免疫系は24時間休まずに、膨大な数の情報を自己と非自己に分け、非自己には攻撃をして自己の生命を守っています。

とにかく休む暇なく働いているので、実は深く休息する必要があるのです。

休息が足りなくなると、自己と非自己の選別に誤りが現れてしまう。

そこで、この大切な大切な、働き者の免疫系を少しの間深く休ませてあげることをしたのです。

 
頭蓋の中、目の奥の方に第3脳室というのがあります。

第3脳室の前下方には下垂体が、また後方には松果体があり、人間の意識の座でもあり、大変重要な場所です。

脳室の中は脳脊髄液で満たされ、そこにある治癒力というか生命エネルギー=ポーテンシーは光に満ちています。

また、その辺りは鳥の形に似ているので、このワークのことを「バード」と呼んだりします。

 
することは、第3脳室のフォルクラム(支点、静かな場所)を見つけ、その周りに鳥の巣を作って守ってあげることです。

スペースを作って、ゆったりと、ソフトに、あたたかく。

鳥さんが思わず気持ち良くなって、ここで休みたいな~と思ってくれるように。

 
ただし、免疫系は自己保存本能に基づいて真剣に働いているのでとても神経質であり、疑り深い。

自分の仕事を簡単に他人に任せてしまうような無責任な存在ではありません。

なので、クライアントのシステムに信頼してもらえるように、本当に慎重に、それをやらなければなりません。

だから、脳室を休ませるとはいっても、施術者が出来るのは提案だけ。

クライアントが休みたくないようなら絶対無理強いしてはいけません。

 

クライアントのシステムは、休息を誘われると、先ずは施術者を試します。

なにか刺激的な反応を起こして施術者を動揺させたりするわけです。

でも、何を見せられても、施術者が静けさの中に落ち着いていると、そのうち施術者を信頼してクライアントのシステムは深い休息へと入っていきます。

 
そして十分休んだ後に鳥は目覚めます。

その鳥は生命エネルギー(ポーテンシー)を十分充電して目覚めるので、あたかもまばゆく光輝く鳥が翼を広げるようにもみえるので、これを「フェニックス(不死鳥)」などと呼んだりします。

この「バード」はお子さんが熱っぽくて、でもうまく熱が出来れておらず、頭だけ熱くて身体は冷たいとかいうときにやってあげるのもいいとのことでした。

 
ただし、大切なのは、これを絶対に「テクニック」として使ってはいけないということ。

物理的な圧迫はもちろんのこと、意識の上での圧迫・強制も絶対にしてはいけない。

もしそれをすれば、クライアントのシステムは激しく抵抗するか、重篤な副作用を起こすでしょう。

 
この、深い休息感と目覚めの爽快さを、多くの人に味わってほしいものです。

Tom  
写真は3日目、前硬膜帯とそれに関係する7つの膜に関するワークのデモをするトム・シェイヴァー先生。

トムはいつも「ちょっとだけデモする」といいながら、クライアントのシステムの中で起こっていることについてあまりにも克明に精密に報告してくれるので、かえって自分としては自信をなくしてしまいます。。。

そうそう、トムのやり方ではハンドポジションは自由。

相手に受け入れてもらえるところ、または自分にとって感じやすいところに触れればよい。

また、目を開いていようが閉じていようが構わない。開いたり閉じたりすればいいって。

時には床の網目模様を見ていることもある、と。

クラニオ・バイオで別の先生に習った時はすごく厳格に教わったけど、やり方はいろいろあり、やっぱり自分にあった方法でやればいいんだな~と思います。

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2010年12月 5日 (日)

バイオダイナミクス3

バイオダイナミクス3
待ちに待ったバイオダイナミクス フェーズ3セミナーのために大磯に来ています。

初日は大風で講義中もゴーゴ−という音で教室の最後列に座っている私にはトムの声を聞くのも大変な感じでした。

でも、ひとたびセッションに入ると、大荒れの海を見ながららも深い静寂に包まれます。

水平線まで伸びるクライアントの正中線を感じながら100秒に1回やって来るキラキラした雲のようなロングタイドを感じる練習をしました。
言われた通りに見つかればいいのだけど、なかなかそうはいきません。

3日目ともなると解剖学的にもかなり詳しい練習になるので訳わかりません。

でも施術後にトムにチェックしてもらうと「GOOD」ということなので、こんなんでいいのかな〜と疑問のうちに3日目も終了です。

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2010年12月 3日 (金)

今、横須賀線の電車の中。
 
車窓から虹が見える。
 
北の空に虹が見えることって珍しい。
 
大抵は夕立の後、東の空に出るものだから。
 
最近は虹の出そうな気象状態がわかるようになったので、「あっ、今虹が見えそう!」と思って空を眺めると虹を見つけることができるようになった。
 
してみると、美しいものはいつも自分の身近にあって、見つけようと思えば容易に見つかるのだな、と思った。
 
逆に言うと、どんなに素晴らしいものが目の前にあっても、見ようとしなければ何も見えない。
 
人は自分の見たいものだけを見ながら生きているのだ。

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2010年12月 1日 (水)

クリスマス・キャンペーンのお知らせ

久しぶりにサロンからのご案内です。

いよいよ今日から12月、今年も残すところ1か月となってしまいました。

この1年、みなさまにとってはどのような一年だったでしょうか?

バイオダイナミクスの創始者Dr.ジム・ジェラスは「人生で一番大切なことは"リセット"することだ」とおっしゃったそうです。

心と体をリセットする。

ゼロに戻す。

どんなことがあっても、苦しいことがあっても、楽しいことがあっても、うれしいことがあっても、いつまでもそこにいないで、ゼロに戻す。無にもどる。

そこから新しい第一歩を踏み出すことが大切なのではないかと、私は思います。

そういう時間を過ごすために、クラニオセイクラル・セラピー(バイオダイナミクス)やエサレン・マッサージ、あるいは心理セラピーはお役に立てるのではないかと思っています。

さて、そこで、Alma Materでは今年一年の感謝の気持ちを込めて、クリスマス・キャンペーンを行います。

下記の通り、通常の価格よりも2000円から3000円割引となるコースを多数ご用意しました。

今年1年頑張った自分へのご褒美に、疲れを癒してすっきりとした気持ちで年末年始をお迎えください。

<クリスマス特別価格>(2010/12/1~12月末まで)

 クラニオセイクラル・セラピー60分 8000円 ⇒ 6000円(-2000円)

 フェイスヒーリング60分 8000円 ⇒ 6000円(-2000円)

 カウンセリング心理セラピー 8000円 ⇒ 6000円(-2000円)

 エサレン(R)マッサージ90分 12000円 ⇒ 10000円(-2000円)

 フェイス+クラニオ90分 12000円 ⇒ 9000円(-3000円sign01

 クラニオ+心理セラピー120分 15000円 ⇒ 12000円(-3000円sign01

 エサレン+クラニオ120分 15000円 ⇒ 13000円(-2000円)

 エサレン+フェイス120分 15000円 ⇒ 13000円(-2000円)

 
詳しくはAlma Materのホームページをご覧ください。

みなさまのご予約を心よりお待ちしておりますheart 

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