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2010年11月21日 (日)

愛と癒しのコミュニオン

「新しい時代が始まっている。私たちは、いままで想像もしなかった素晴らしい次元にどんどん歩み入っている。新しい時代とは、かつての、物や地位や地縁、血縁を拠り所とする生き方ではなく、人間の奥深くにある光に目覚めた人たちが、絆を深め合いながら、共に歩んでいく時代である。」

上の文は、鈴木秀子さんの『愛と癒しのコミュニオン』の冒頭文。

弱い人間同士が、お互いに癒し合いながら、愛のうちに成長し助け合っていく、「愛による魂の絆」のことを鈴木さんは「コミュニオン」と表現し、そういう在り方を広める活動をしている。

「コミュニオン」とはもともとキリスト教用語で、鈴木さんは敬虔なシスターだ。

でも鈴木さんは特定の宗教に限定されない魂の絆を築くたのめの様々な活動をされている。

 「コミュニオン」とは、まさに私の求めるものだなぁ~と再確認した。

 

注目すべきは、"愛による魂の絆"でつながるための具体的な手段として、「傾聴」を大切にしていることだ。(鈴木さんは傾聴のことを「アクティブ・リスニング」と命名している)

意外と簡単そうで、とても難しい「傾聴」。

それを極めることで本当に深いところで他者の魂とつながることができるということが書かれているこの本は、なんだか私に勇気と、さらなる傾聴への努力を促してくれた。

鈴木さんはこの本の中でたびたびシュタイナーの『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』から文章を引用している。

「人間は、自分をまったく無にして他者の言葉を聞けるようになる。自分のこと、自分の意見や感じ方を完全に排除して。自分と正反対の意見が出されるとき、いや「およそひどいこと」がまかり通るときですら、没批判的に聞き入る練習をしていくと、しだいに、そのひとは他者の本質と完全に融けあい、すっかりこれと合体する。相手の言葉を聞くことによって、相手の魂のなかにはいりこむ。」

シュタイナーの『いか超』に至る霊的修行を、こんな日常生活の実践から入ることができるんだぁ~というか、今自分のやってることをこのまま続ければいいんだと、目からウロコな思い。(いか超は一度読んだことあるけど、ほとんど理解できてない私)

(また、「傾聴」は今の政治家たちにこそ早急に練習・実践してほしいものだな~と強く思う。相手の言葉を全く聞こうとせず、ただ攻撃すればいいと思っている稚拙なやりとりを見てると心底うんざりする。)

 
傾聴をするうえで、また、自分自身に耳を傾けるといううえでも、以下の言葉はかなり役にたつのではないかと思う。

人は誰でも、「唯一の根源的欲求」からあらゆる行動をする、といわれている。唯一の根源的欲求とは、「自分の存在が他者から理解され、認められ、受け入れられ、できれば高く評価され、大切にされたい。と同時に、自分自身もまた自分がよい人間だと思えるような、他の人に役立つ存在でありたいという欲求」だ。この人間のもっとも根源的な欲求が満たされるにしたがって、人は、人間としての成長をとげるし、自己実現に向かう。

どうだろう?自分の欲求はそんなものではない!という人がいるだろうか?

私自身の欲求はまったくもってこの通りだ。

そして、それが満たされないときに欲求不満になるし、それが脅かされそうになると恐怖や不安にかられる。

自分を理解した分だけ他者を理解できる。

 
でも、本書の中ではこう書かれている。

「人は他者と意思の伝達がはかれるかぎりにおいてしか、自分自身とも通じ合うことができない」

 
他にも自分と他者を知るための有益な言葉がたくさん書かれていて、オススメの書です。

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