虹だよ!
今日午後6時頃、突然大きな雷鳴がとどろき、
外を見ると目の前の大きなビルにはしっかりと
日が当たっているのに東の空は鉛色。
視線を移すと、大きな虹!!!
しかも極太、極彩色、2重!!
こんな素晴らしい虹が見られるのもほんの数分。
いったい何人の人が気がついただろう?
「虹は乾いた青空には架からず、水蒸気の立つ大気にこそ弧を架けるのだ。そしてそれゆえなのか、おれの心の内に湧き上がる陰惨な懐疑の水蒸気の分厚い塊にも、折ふし、聖なる直感の光が差し込み、通過して行き、おれの心の濃霧を射し貫いて、天上の光を架けるのだ。おれはこれを神に感謝する。なぜというに、懐疑に苦悩しないものはこの世にはなく、否定に身を裂かれるものもこの世には少なくない。けれども、懐疑し、あるいは否定し、しかも直感するものは少なくない。地上の全てのものに向かう懐疑と、天上のいくつかのものに向かう直感と、これら二つを併せ持つ人が、信仰者にもならず、無神論者にもならず、この二つを公平な目で見つめる人となるのだ。」
『白鯨』 ハーマン・メルヴィル 千石英世 訳 講談社文庫(下巻P227-228)より
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