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2009年3月23日 (月)

最近のペットブームに警鐘

犬好きの人には申し訳ないけど、私は犬というものがあまり好きになれない。

生き物は全般的に好きだし、ワンちゃんも見れば可愛いと思うけれど、私はつい、犬が好きだという人の人間心理について考えてしまうので、人間の影の部分をどっぷり担わされている犬という存在がとても哀れに感じてしまうし、私は犬のようには生きたくない、と思ってしまう。

先週あるTV番組を見ていたら、最近、遺伝的障害を持った犬が多く生まれているということを報道していて胸が痛くなった。

特に、ドックショーで優勝するためにと、審査基準に少しでも近づけようとして無理な交配(近親相姦)を繰り返したために、今多くの犬が信じられないような障害に苦しんでいる。

犬は本来オオカミと似たような容姿を持っているものなのに、何百年もかけて人間の都合に合わせて様々な品種を作り上げてきた。

たとえばシベリアン・ハスキーとチワワとブルドックが同じ種であるなんて、私には簡単には信じられない気がする。

犬の障害の例としては、脳に障害があってずっとその場をぐるぐる回り続けている犬や、てんかん持ちの犬や、ソケイヘルニア、膝蓋骨脱臼、などがある。

ブルドッグに至っては、ドッグショーの審査基準に合わせるために鼻をペチャンコにさせ過ぎたために、呼吸がうまくできないんだそうだ!

犬は毛穴がないから呼吸によって体温調節もしているから、ワンちゃんの苦しみはいかばかりか、想像するにあまりある。

それに、ブルドック類は頭が大きすぎるため自力での出産は難しく、帝王切開で生むしかない。

しかも、自然交配すら難しいので、人工授精が行われるって・・・。

これって生物としての最低ラインを保障されていないってことだ。

これらの批判を受けて、ドッグショーを主催するケンネルクラグは審査基準をもう少し自然な体型に変更した(する?)らしいけど、人間が勝手に美の基準なんてものを作って犬に押し付けること自体が間違っていると思う。

 
この番組を見た後で、近所のペットショップに寄ってみた。

犬は嫌いなんて言っても、見て可愛いと思うことには変わりない。
小さなワンコたちは純粋な目で人間を見つめ、愛想を振りまく。

檻の表示に目をやれば、そのワンコの特徴として「停留睾丸、ソケイヘルニア、膝ゆるい、やや斜視・・・・・・」などの表記がびっしり。

「動物愛護法に基づいて」表記しているらしいけど、一匹のワンちゃんが持つ障害の多さにビックリした。一匹で5種類くらい書かれてる仔がいっぱいいる。

このような表記を見て買う方は買う気になれるのだろうか?

そして、売れ残ってしまったワンちゃんの行く末を想像すると・・・・・・・・・・・・・・・・・

世間はペットブームのようだけど、彼ら可愛いペットの裏事情までよ~~~く想像力を膨らませてほしいと、切に思う。dog

 

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